現在のシーバスシーンにおいて日々のタックルの進化は凄まじく、かつてはコンスタントに釣ることが難しかったこの魚も「狙って釣れる」身近なターゲットで多くの方々に楽しまれていますが、逆に言えば行き着くところまで行ってしまった感のある現在のシーバスシーン。
以前に比べ釣りやすく身近なターゲットとなった感もあるこの釣りだが、他の釣りでもそうであるように「イージーになる=マンネリ化し易くなる」といった側面も持ち合わせている。
バスフィッシングのように楽しみ方に多様性のある釣りならこういった事にはなりにくいのでしょうが、現在の画一化されたシーバスシーンでは仕方の無い事なのかもしれない。
ビッグベイトは現在バスフィッシングにおいては一つのジャンルとして確立されているが、勿論シーバスフィッシングにおいても十分な可能性を秘めた釣りであり、以前から一部のコアな釣り師の間で楽しまれている。
ここ数年ルアー面においてシーバス用と謳われたビッグベイトも出現し、様々なタイプのルアーも市場に投入される流れになっているが、
バラシとの戦いでもあるこの釣りでは大型ルアーをキャストするためだけではなく、ファイト面も重視しなければ満足いく釣りが楽しめずバラしなどのストレスと戦い続ける事となる。
まだタックル面で追いついてない感がありブラックバスのビッグベイトブーム初期のように「重たいルアーを投げる」事だけに偏ったロッドが多く発展途上で試行錯誤的な状況がシーバスビッグベイトの現状だ。
そしてビッグベイトと言えば以前は秋の落ち鮎やコノシロ等の季節限定ご当地釣法で限定的なイメージもあるが、自身の経験上50~60cmクラスに最も遭遇率が高く年間を通して楽しめる要素を持った一つのカテゴリーとして十分に確立できる釣り方であると考える。
が、はっきり言って簡単に釣れる釣りではなく釣る為だけなら他にもっと効率良い方法は存在するのだがシーバスフィッシングに多様性を求め、一匹の魚との出会いに重きを置くのならビッグベイトの可能性は無限に広がる。
日本全国、身近な水域に潜むシーバスと言う魚。この魚を楽しみ尽くさない手は無い。
そんなシーバスフィッシング多様化への一つの提案として「ビッグベイト」を挙げたい。
一歩踏み込んだシーバスフィッシングを楽しむために以前よりこのビッグベイトという釣りに取り組み、十分なノウハウと実績を積み重ね他の流用ではないビッグベイト専用のロッド PLAISIR ANSWER PA-B80 " SOPMOD "を作り上げました。