ゼナック スーパーブランク - ZENAQ(ゼナック) | オフィシャルサイト

ゼナック スーパーブランク

Technology

理想をカタチにする確かな技術
世界最高峰のロッドブランク

SCROLL

Concept

ゼナック スーパーブランク

長年に渡る試行錯誤の中で磨き上げた、理想をカタチにするブランク成型技術。
たとえ同じ素材を用いても、この確かな技術がなければ非常識な発想や厳しい課題をクリアする理想のロッドは完成しません。
世界最高峰のロッドブランクを目指し、我々は日々研鑽を重ねます。

ゼナックの釣竿作りの歩みと
釣竿の歴史について

History

  • 1960年代:
    釣竿の原点、竹竿製造を開始
    ゼナックの前身である「笹倉釣竿製作所」は1960年に竹竿の製造からスタートしました。
    一本一本に節の長さや肉厚に違いのある「竹」から均一な釣竿を作るのはまさに職人技。
    それを製造する機械もすべて自分達で設計し自作して行くという試行錯誤の連続でした。
    そんな職人の技を磨き上げる事によって対象魚ごとに適した釣竿を作り上げた時代でした。
  • 1970年代:
    グラスファイバー登場
    1970年に入ると「GFRP」いわゆるグラスファイバーが釣り業界に一気に広がり、重い竹竿に代わって画期的な軽さと細かく調子を出せる事、加えて量産にも向いているなど釣竿の大革命が起こりました。
    弊社もヘラ竿から始まり渓流竿、磯竿、その後には待ち望まれたアユ竿もグラスファイバーで製造しました。
    しかし今のカーボンの時代から振り返れば恐ろしく重くて太い、張りの無いロッドであり、それ故にそれをカバーすべくマンドレルのテーパーやGFRP積層設計には試行錯誤の経験を重ね、塗装に関しても下地処理など技術の蓄積も行えました。
  • 1980年代:
    業界を一変したカーボンファイバー
    そして次に革命的素材として現れたのが「CFRP」カーボンファイバーでした。
    「グラス繊維とは比べ物にならない弾性率と軽さを備えたこの素材を使えばとんでもない釣竿ができる!」
    当時一番メリットを感じたのはアユ竿で、重く扱いにくいアユ竿をカーボンで作ることで飛躍的に軽くて長いブランクが可能になったのです。
    このように「CFRP」はすべての釣りジャンルにおいて革命をもたらし、グラス繊維時代のマンドレル設計やブランクの成型技術など全てが大きく変わり進化してゆきます。
    しかし、この頃のカーボン繊維もレジン(樹脂)もまだまだ種類が少なく、またレベルも低かった。
    カーボンプリプレグ(樹脂を含侵させたカーボンシート)はとてもライフが短く、釣竿工場に届いてからすぐに加工しなければ廃棄処分になってしまうほどで、樹脂の硬化を抑制するためにドライアイスを敷き詰めた状態で工場に届いていました。
    当時のカーボン素材はブランク成型面やいろんな面においてもまだまだ扱いづらい材料でした。
  • 我々日本の釣竿メーカーが海外のロッドメーカーよりも優位に進化できたのは、優れたカーボンメーカー(東レ、三菱レーヨン、当時の東邦ベスロンなど)が日本にあった事も大きな要因です。
    ロッドメーカーからのシビアな要求によりカーボンメーカーもしのぎを削った商品開発に取り組み、高性能な高弾性カーボンが次々と開発されてゆきます。
    この革命的なカーボンロッドの登場と発達はロッドメーカーはじめ全ての釣り業界を大きく変えた立役者ともいえます。
    釣り人の技術の向上や釣りの細分化が起こりロッドも更に細分化と進化を続けます。
    そんな時代の中で弊社も技術を磨いてゆき、釣竿の中で一番高い技術が必要と言われるアユ竿、磯竿など「薄肉カーボンで軽量化」と「折れない強度」を上げる為に細かな設計や成型技術を日々磨きました。
  • 1990年代 〜 現在:
    ゼナック スーパーブランク
    主力をルアーロッドの製造に移してからもこの究極の成型技術は生かされています。
    「ゼナックのロッドは細身ながら折れない」との評判を得て、当時世の中になかったジギングロッドやエギングロッド、更にはロックショアロッドなど業界に先駆け次々と発表出来たのは1960年からロッド一筋に培った確かな技術の蓄積が現在のゼナックロッドのバックボーンとなったからです。
    創業以来、発売したモデル数はゆうに2,000種類を超え、同じ場所、同じ工場で経験と熟練の技を磨き伝承しています。
    ゼナックは「I’m an angler」のコンセプトで釣りのフィールドで生まれた発想を「Hand made in Japan」の確かな技術で世の中に無い斬新な発想でアングラーに感動を届けます。